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クラウドPBXとは?導入メリット4点を解説

クラウドPBXとは、昔ながらの電話回線とは異なり、インターネットを経由して電話の通話ができる回線サービスです。

インターネット上にあるクラウドを利用するため、社内にオンプレミスのPBX機器を設置する必要がありません。

また、電話の発着信する際にはインターネットを利用するため、インターネット回線と接続できる場所であれば、どこでも会社の代表電話を受電できたり、スマホ・PCから会社の電話番号で発信したりすることができます。

他にも、クラウドPBXには導入すると様々なメリットがございます。本記事ではクラウドPBXの導入で得られる4つのメリットを抜粋してご紹介いたします。

 

コストの削減

クラウドPBXの導入にあたって、社内にレガシーPBXやIP-PBX機器の設置は不要です。そのため、機器にかかる初期投資費用を数万~数十万ほど大幅に削減することができるでしょう。もちろん社内のPBX機器の設置場所も不要のため、配線工事やレイアウト工事の費用もかかりません。

また、クラウドPBXはインターネット経由の通話を提供するため、昔ながらの電話回線と比較して、1分あたりの通話料が安価に抑えられます。サービス提供者によっては、通話料を秒単位で提示しているところもあり、秒数を切り上げられて分単位の請求で無駄にかかった通話料を削ることも可能です。さらに、会社のPCやスマホを内線化することで、内線通話を無料にすることもできます。

このように、クラウドPBXは初期投資の費用を大きく削減するだけでなく、運用の際も通話料を削減できるため、電話のコミュニケーションにかかるコストを最小限に抑えることに貢献します。クラウドPBXはコストの最適化に重要なサービスだと言えるでしょう。

電話番号・回線の増減対応が簡単に

クラウドPBXの導入は、電話番号の追加・削除や回線の増減対応を簡単にします。クラウドPBXは、PBX機器本体を必要としないクラウド上のサービスのため、多くの製品がWeb画面上での管理ができるような仕組みになっています。例えば、内線番号・外線番号の追加や、グループで利用する電話番号の管理などをWebシステムの管理画面から操作可能です。

また、追加登録した電話番号の回線の増減も設定可能です。問い合わせの増加が見込まれる電話番号には同時に複数着信できるように設定したり、一方で電話問い合わせが比較的少ないと思われる番号には、同時最大着信数(チャネル)を減らしたりすることがWeb管理画面からできるケースが多いです。

さらに、クラウドPBXを利用する社内のユーザーも管理することができます。具体的には、ユーザーの権限を付与したり、ユーザーの所属部門を割り当てたり、Web管理画面から利用ユーザーの情報を編集することが可能です。

このように、クラウドPBXは業務に応じたスケーラビリティが高いため、時と場合に応じて柔軟に必要な分の電話番号と回線を調整することができます。

リモートワークの推進

クラウドPBXはインターネット回線を利用した回線サービスのため、事務所やオフィスの中のビジネスフォンやIP電話機にこだわることなく、会社の代表電話にかかってきた電話を自宅や外出先で受電することができます。クラウドPBXに、利用する機器をつなげたり、専用のアプリをインストールしたりすることで、どこでも会社の電話番号で発着信出来すようになるのです。

具体的には、従業員が保有するスマートフォンに専用のアプリを導入すれば、デバイスの携帯電話番号ではなくアプリ上から会社の電話番号を利用することができます。発信先に会社の電話番号で通知させることで受電側の不安を払拭したり、普段使いの携帯電話番号を取引先に伝えなくても、会社の電話番号さえ伝えればその番号でスマートフォンから受電したりすることができます。クラウドPBX製品によっては、インターネット回線の050番号だけでなく、03から始まる番号等の0ABJ番号と呼ばれる番号で発着信できるサービスもございます。

他にも、全通話を自動録音して通話データを一元管理できたり、電話自動応答機能(IVR)と連携したり、通話状況をグラフやダッシュボードで分析したりといった機能も搭載したサービスもございます。

クラウドPBXは場所を問わずに会社の電話番号利用でき、レガシーのPBXにはない様々な機能を有しているため、リモートワークを推進するうえで欠かせないサービスと言えるでしょう。

優れた保守・運用性

クラウドPBXは保守・運用の面でも非常に優れています。

例えば、クラウドPBXは、BCP対策(Business Continuity Plan)に役立ちます。特に災害時における業務の継続は電話業務を途絶えさせないためにも重要です。もし社内のオンプレミス環境でレガシーPBXやIP-PBXを設置している場合は、緊急時に機器本体不良が発生したり、通常の電話回線が混雑してパンクしたりすることもございます。一方、クラウドPBXを導入すれば、インターネット回線を利用し、クラウド上で冗長化されて可用性の高いため、バックアップや代替ルートを活用して通話を継続できる可能性が高いと言えます。

また、クラウドPBXはアップデートと保守・運用がレガシーPBXと比べて簡単です。レガシーPBXの場合は、機器の不具合や故障に対するメンテナンスやサポートが必要です。一方で、クラウドPBXは実機を社内スペースで管理しないため、自社での定期的なメンテナンスは不要になります。クラウドPBXのアップデートもサービス提供者側の方で対応することになり、セキュリティの面でもオンプレミスより安心できます。アップデートにより便利な機能も自動で追加されるサービスもございます。

クラウド上でPBXがあることで、これまでの社内の管理コストは不要になり、クラウドの高いセキュリティも兼ね備えるため、クラウドPBXは保守・運用性に優れたサービスだと言えます。

まとめ

本記事では、インターネットを経由して電話の通話ができるクラウドPBXについて概要と4つのメリットを紹介いたしました。

クラウドPBXは社内にPBXを設置するのではなく、インターネット上にあるクラウドを利用する点が特徴でした。

通話料金の削減や、簡単な電話番号の増減対応設定、リモートワークの推進、そして優れた保守運用性、といったメリットも紹介いたしました。

電話のデジタルトランスフォーメーションに欠かせないクラウドPBXについて、本記事をきっかけに導入をご検討いただければ幸いです。

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